ソフトバンクWi-Fiスポット
2012年06月19日
色々とその展開と手法に物議を醸しているソフトバンクWi-Fiスポットであるが、ここに来て新たな動きを掴んだのでちょいとおぼえがき。
とある日に池袋西口のesolaの某カフェに入った所…、弱いながらも
「SWS1day」なるESSIDが。
定番無線LANツール、inSSIDerでスペクトルを確認してみると…
MAC addressの割り当て状況からしていわゆる「偽fon」なソフトバンクWi-FiのAPにマルチESSIDの1つとして収容されているよう(黄色の枠で囲んでいる部分に注目)。
MAC addressをたどると、ソフトバンク御用達のHon Hai Precision(鴻海精密工業)。しかもWEPも設定されていない状態。
ははーん、これは「Softbank Wi-Fi Spot 1day」という意味か…ということで接続してブラウザを叩いてみると…
やっぱり認証画面が登場。ここで見慣れない料金プラン「ソフトバンクWi-Fiスポット(EX)」なるものが登場している。
色々と概要を調べてみると、こちらのページから\490/24hでSWS1dayのESSIDが出ているソフトバンクWi-Fiスポットが使用可能というプランのようである。ただし東京メトロや都営地下鉄のような「0001softbank」のESSIDしか出ていない場所は対象外のよう。また、マクドナルド等に設置されているBBモバイルポイントのエリアでは使用できない。
合わせて、利用規約はこちらに記載されている。
本件については当のソフトバンクからもリリースは出ていない状態であり、今後何かしらのプレスリリースを出すかどうかは不明であるが、少なくともiPadに設定された「ソフトバンクWi-Fiスポット(2years)」が切れた後の補完プランとして用意しているようである。
というのも、ソフトバンクWi-Fiスポット(2years)は契約上更新不可であり、新たにiPadを買え!と自ら公言している。それの受け皿として設定されたのではないだろうか(受け皿となるかはエリア展開次第だが、現状到底受け皿にもなりそうに無い)。
今後、SWS1dayのESSIDが設定されたスポットが増えてくるものと思慮されるが、BBモバイルポイントの1dayアカウントと排他であり、グループ会社で勝手にやりたい放題(というかソフトバンクテレコムがもっぱらソフトバンクモバイルの法人代理店並に成り下がっている)な状態では、ローミングなんぞ夢またその夢かもしれず。
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とある日に池袋西口のesolaの某カフェに入った所…、弱いながらも
「SWS1day」なるESSIDが。
定番無線LANツール、inSSIDerでスペクトルを確認してみると…
MAC addressの割り当て状況からしていわゆる「偽fon」なソフトバンクWi-FiのAPにマルチESSIDの1つとして収容されているよう(黄色の枠で囲んでいる部分に注目)。
MAC addressをたどると、ソフトバンク御用達のHon Hai Precision(鴻海精密工業)。しかもWEPも設定されていない状態。
ははーん、これは「Softbank Wi-Fi Spot 1day」という意味か…ということで接続してブラウザを叩いてみると…
やっぱり認証画面が登場。ここで見慣れない料金プラン「ソフトバンクWi-Fiスポット(EX)」なるものが登場している。
色々と概要を調べてみると、こちらのページから\490/24hでSWS1dayのESSIDが出ているソフトバンクWi-Fiスポットが使用可能というプランのようである。ただし東京メトロや都営地下鉄のような「0001softbank」のESSIDしか出ていない場所は対象外のよう。また、マクドナルド等に設置されているBBモバイルポイントのエリアでは使用できない。
合わせて、利用規約はこちらに記載されている。
本件については当のソフトバンクからもリリースは出ていない状態であり、今後何かしらのプレスリリースを出すかどうかは不明であるが、少なくともiPadに設定された「ソフトバンクWi-Fiスポット(2years)」が切れた後の補完プランとして用意しているようである。
というのも、ソフトバンクWi-Fiスポット(2years)は契約上更新不可であり、新たにiPadを買え!と自ら公言している。それの受け皿として設定されたのではないだろうか(受け皿となるかはエリア展開次第だが、現状到底受け皿にもなりそうに無い)。
今後、SWS1dayのESSIDが設定されたスポットが増えてくるものと思慮されるが、BBモバイルポイントの1dayアカウントと排他であり、グループ会社で勝手にやりたい放題(というかソフトバンクテレコムがもっぱらソフトバンクモバイルの法人代理店並に成り下がっている)な状態では、ローミングなんぞ夢またその夢かもしれず。
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2011年06月21日
# 注:2012年12月9日〜10日にかけてAPに対してファームウェア一斉更新が行われたようでほとんどのいわゆる「偽fon」なESSIDが消えています。
# ソフトバンクWi-Fiスポットにかかる調査シリーズ
「ソフトバンクWi-Fiスポットにおけるfon認証に異変あり?!」(その1,その2)に続く続編。
ついに・・・、というかやはりソフトバンクモバイル(以下「SBM」と略)が次の手を打ってきたようである。
調査は6月初旬、概要はすでにtogetterに掲載しているとおりだが、渋谷の珈琲専門店 ParisにてこんなAPが。
アンテナ付きの白い箱にUSBケーブルで接続された3Gモデム。従来のfonベースのオリジナルファームウェアを仕込んだ機器とは明らかに異なるモノである。
さて、この無線LAN機器の波(Wi-Fi)の状況を見てみよう。
丁度座った所がアクセスポイント(以下「AP」と略)の脇であるからESSIDが「0001softbank」が明らかに強い。そして「FON」のESSIDも同じようなレベルで出ており、このキャプチャ時点では「FON」に接続している状態である。
そして、どこか手持ちのノートPCで任意のサイトにブラウザで接続しに行こうとすると・・・、普通ならfon.comドメイン配下のfonの認証画面に飛ばされるはずなのだが・・・
このとおり、「login1.pub.w-lan.jp」内の接続不可のページに飛ばされる。勿論「0001softbank」のESSIDに接続しても同じ結果である。これは都営地下鉄の駅構内に設置されているAPに共用されているソフトバンクWi-Fi向けESSIDで接続しても同じ結果で。これではfonのフリしてfonでない、いわば「偽fon」である。
それではこれらを機器はどういうものであるかを見ていこう。
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# ソフトバンクWi-Fiスポットにかかる調査シリーズ
「ソフトバンクWi-Fiスポットにおけるfon認証に異変あり?!」(その1,その2)に続く続編。
ついに・・・、というかやはりソフトバンクモバイル(以下「SBM」と略)が次の手を打ってきたようである。
調査は6月初旬、概要はすでにtogetterに掲載しているとおりだが、渋谷の珈琲専門店 ParisにてこんなAPが。
アンテナ付きの白い箱にUSBケーブルで接続された3Gモデム。従来のfonベースのオリジナルファームウェアを仕込んだ機器とは明らかに異なるモノである。
さて、この無線LAN機器の波(Wi-Fi)の状況を見てみよう。
丁度座った所がアクセスポイント(以下「AP」と略)の脇であるからESSIDが「0001softbank」が明らかに強い。そして「FON」のESSIDも同じようなレベルで出ており、このキャプチャ時点では「FON」に接続している状態である。
そして、どこか手持ちのノートPCで任意のサイトにブラウザで接続しに行こうとすると・・・、普通ならfon.comドメイン配下のfonの認証画面に飛ばされるはずなのだが・・・
このとおり、「login1.pub.w-lan.jp」内の接続不可のページに飛ばされる。勿論「0001softbank」のESSIDに接続しても同じ結果である。これは都営地下鉄の駅構内に設置されているAPに共用されているソフトバンクWi-Fi向けESSIDで接続しても同じ結果で。これではfonのフリしてfonでない、いわば「偽fon」である。
それではこれらを機器はどういうものであるかを見ていこう。
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2011年03月06日
先日ソフトバンクWi-Fiスポットの接続可能対象機器リストに変更があった話において、その時点での検証結果を書いたが、新たな進展があったので再度調査に。
その顛末はtwitterのまとめを見れば概ね流れがわかるが、モバイラーズオアシスのもぎゃさんが色々と問い合わせをかけた結果、Wi-Fiルータ無償配布のページの「ソフトバンクWi-Fiをご利用するお客様」の対象者表記に齟齬があったのか、2011年3月4日をもって「FONメンバー(FON社が提供する世界約150ヵ国のWi-Fiコミュニティ加入者)」の項目が消えた。
さらに、ソフトバンクモバイルから販売されたiPhoneのプロファイルには「0001softbank」なる設定があることから、以降ある時点をもってこれに替えられるものと思われる。
# ただし、リモートで更新するのは非現実的であることから、送付されたAPを交換する、という方法を取ると考えられる。
ただし、配布のページでFONコミュニティのくだりが消えた時点でなんかしらの動きがある可能性があることから、改めて従来からのfonのLinusアカウントで認証が成功するか否か再度確認を行った。場所はこれま近所のスタバ、だが前回とは異なる場所。
さて、結果は・・・
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2011年02月20日
# 急遽公衆無線LANネタを
ソフトバンクWi-Fiスポット(以下、「〓スポット」という。)を展開するソフトバンクモバイル(以下「SBM」という。)は、2011年1月18日、以下のようなリリースを出した(リンク、魚拓)。
# 魚拓とっておかないと奴らはなかったことにし兼ねないからな・・・
「不特定多数の通信機器からの接続によるセキュリティリスクを軽減すると共に、より快適なWi-Fi通信環境を確保する」という名目のもとに「〓スポット」の接続可能通信機器の見直し(この段階では「制限」とは書きづらい点があるのでこのように書いておく)を行った。
そして「接続可能な通信機器」とは以下のとおりである。
・iPhone/iPad
・SoftBank スマートフォン(Xシリーズを含む)
・SoftBank 3G(ケータイWi-Fi対応機種)
・ディズニー・モバイル スマートフォン
・・・ということは・・・、既存のPC等は認証ができない?!という疑問が生じる。
ここで〓スポットには先述したとおり、fon仕様のスポット(以下「〓fon」と略する。)とBBモバイルポイント系のスポットの2種類が存在する。このうち、〓fonについては、既存のfonユーザ(ステータスがLinus以上であること)であれば、そのIDを使用してスポットが可能なことも先述のとおりである。
しかも「2011年2月18日」に「実施しました」というリリースが出ている以上、すでに見直しを行っている、ということになることから、実際に現場に行って検証を行ってみた。現場は自宅近所の某スタバ。
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ソフトバンクWi-Fiスポット(以下、「〓スポット」という。)を展開するソフトバンクモバイル(以下「SBM」という。)は、2011年1月18日、以下のようなリリースを出した(リンク、魚拓)。
# 魚拓とっておかないと奴らはなかったことにし兼ねないからな・・・
「不特定多数の通信機器からの接続によるセキュリティリスクを軽減すると共に、より快適なWi-Fi通信環境を確保する」という名目のもとに「〓スポット」の接続可能通信機器の見直し(この段階では「制限」とは書きづらい点があるのでこのように書いておく)を行った。
そして「接続可能な通信機器」とは以下のとおりである。
・iPhone/iPad
・SoftBank スマートフォン(Xシリーズを含む)
・SoftBank 3G(ケータイWi-Fi対応機種)
・ディズニー・モバイル スマートフォン
・・・ということは・・・、既存のPC等は認証ができない?!という疑問が生じる。
ここで〓スポットには先述したとおり、fon仕様のスポット(以下「〓fon」と略する。)とBBモバイルポイント系のスポットの2種類が存在する。このうち、〓fonについては、既存のfonユーザ(ステータスがLinus以上であること)であれば、そのIDを使用してスポットが可能なことも先述のとおりである。
しかも「2011年2月18日」に「実施しました」というリリースが出ている以上、すでに見直しを行っている、ということになることから、実際に現場に行って検証を行ってみた。現場は自宅近所の某スタバ。
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2010年06月13日
2010年6月1日に開始したソフトバンクモバイル(以下SBMと略。)ソフトバンクWi-Fiスポット(以下「〓スポット」と略。)
ここでソフトバンクテレコム(以下「SBT」と略)が展開しているBBモバイルポイント(以下「BBMP」と略)との棲み分けに開始直後まで一部混乱があったようだが、少し整理してみよう。
まず、BBMPのESSIDは特殊な場所で無い限り「mobilepoint」。一方、〓スポットは各方面からの情報どおりAPの機器にfon(すなわちLa Fonera)を使用していることから、「FON」なのである。中の人は只のFONではありませんと頑張ってのたまったようであるが、割り当てられているMAC addressもfonに当てられた領域を使用しており、FONに〓スポット用のファームウェアを入れたVer.としか見えない(別機器なら認証を取っているはず)。
すなわち、「〓スポット」=「BBMP」+「fon」 と書けば話が早い。
〓スポットについては、サービス対象がSBMのケータイWiFi搭載機種かつケータイWi-Fiオプションを付加した回線とSBM契約かつ「ソフトバンクWi-Fiスポット(i)」オプションを付加したiPhone、iPadに限られる(iPadのプリペイドプランについては割愛)。そのためそもそもWi-Fi関連のオプションを付加していない回線、当然普通のWi-Fi搭載のPCでは使用できないように見える。
当然、SBMが設置した〓スポットはfonの認証サーバを使うため、〓スポットの契約者以外はBBモバイルポイントで使用するアカウントでは認証は通らない。
(注:プリペイドプランを除くこれらWi-Fi系オプションにはさらに「S!ベーシックパック(\315/月)」「パケットし放題フラット(\4,410/月)」←これ重要 のオプション契約が必要)
そこで、どうやってそれ以外の端末でこれらスポットを使うか、というところに焦点を移す。
まずはBBMP。これは最安のプランWIRELESS GATEのヨドバシオリジナルプランやwi2のビックカメラやソフマッププランを使えば\380/月で済む。
(Yahoo!プレミアム会員であれば\210/月のようだが(参照URL)、できるだけ〓グループと関わりたくないならオススメできず。)
そして〓スポット。これは「fonそのもの」、ということはLa Foneraを持っていて、かつ保有しているLa Foneraを登録してLinus(ライナス)になっていれば普通に無料で使える。
(ただし昔は3桁程度で変えたLa Foneraも今や\6,800とは・・・)
# Linusになっている貴方は「勝ち組」です ;-)
ではSBMが設置したスポットをどうオンライン上で見分けをつけるか・・・。
SBMのスポット検索はBBMPと〓スポットとの混合状態で出力される。そこで・・・続きを読む
ここでソフトバンクテレコム(以下「SBT」と略)が展開しているBBモバイルポイント(以下「BBMP」と略)との棲み分けに開始直後まで一部混乱があったようだが、少し整理してみよう。
まず、BBMPのESSIDは特殊な場所で無い限り「mobilepoint」。一方、〓スポットは各方面からの情報どおりAPの機器にfon(すなわちLa Fonera)を使用していることから、「FON」なのである。中の人は只のFONではありませんと頑張ってのたまったようであるが、割り当てられているMAC addressもfonに当てられた領域を使用しており、FONに〓スポット用のファームウェアを入れたVer.としか見えない(別機器なら認証を取っているはず)。
すなわち、「〓スポット」=「BBMP」+「fon」 と書けば話が早い。
〓スポットについては、サービス対象がSBMのケータイWiFi搭載機種かつケータイWi-Fiオプションを付加した回線とSBM契約かつ「ソフトバンクWi-Fiスポット(i)」オプションを付加したiPhone、iPadに限られる(iPadのプリペイドプランについては割愛)。そのためそもそもWi-Fi関連のオプションを付加していない回線、当然普通のWi-Fi搭載のPCでは使用できないように見える。
当然、SBMが設置した〓スポットはfonの認証サーバを使うため、〓スポットの契約者以外はBBモバイルポイントで使用するアカウントでは認証は通らない。
(注:プリペイドプランを除くこれらWi-Fi系オプションにはさらに「S!ベーシックパック(\315/月)」「パケットし放題フラット(\4,410/月)」←これ重要 のオプション契約が必要)
そこで、どうやってそれ以外の端末でこれらスポットを使うか、というところに焦点を移す。
まずはBBMP。これは最安のプランWIRELESS GATEのヨドバシオリジナルプランやwi2のビックカメラやソフマッププランを使えば\380/月で済む。
(Yahoo!プレミアム会員であれば\210/月のようだが(参照URL)、できるだけ〓グループと関わりたくないならオススメできず。)
そして〓スポット。これは「fonそのもの」、ということはLa Foneraを持っていて、かつ保有しているLa Foneraを登録してLinus(ライナス)になっていれば普通に無料で使える。
(ただし昔は3桁程度で変えたLa Foneraも今や\6,800とは・・・)
# Linusになっている貴方は「勝ち組」です ;-)
ではSBMが設置したスポットをどうオンライン上で見分けをつけるか・・・。
SBMのスポット検索はBBMPと〓スポットとの混合状態で出力される。そこで・・・続きを読む