Aterm MR04LNいろいろ(その1 mineo接続編)

# 久々の携帯ネタ。

 さて、今回はモバイルルータのレポートを。

 以前から外でスマホを使用するための回線として、キャリア(MNO)系のデータ通信ではなく、WiMAXやMVNO系事業者回線を使ってきたところであるが、今回新たにWi-Fiルータを更新。今回選んだのは…(といっても個人的には公衆無線LAN接続が必須条件なので)

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人柱モードで2015年7月16日に発売されたMR04LN

実は2014年2月に発売されたMR03LNを使って1年ちょっと、ロット的に公衆無線接続の当たり外れが激しい(公衆無線LANでのWi-Fiテザリングを行うとLAN側Wi-Fiが不安定になる)ことが災いして、後半はLTEルータとしての使い方しか出来ない状態で、以前から同じような機能を持つWM3500からのユーザからして不満の残るものであった。また片やHWD14mineoを使用しており、こちらはHWD14のOSの根本的不安定さから起因するDNS正引き不良が頻発する地雷端末で悩んでいたところ。
(流石にあえてau系MVNO向けMR03LEを買うわけには行かず…)

それでは簡単に使用レポ、というか検証をしていく。



1 物理面

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まず、電池がMR03LNと全く同じこと、これにはちょっと意外なタナボタ。サイズ的にもMR03LNより角ばった程度でほぼ変わらないところを見ると、調達コストの低減を重視したのか。どちらにしろMR03LNが予備バッテリー&充電器として活かせる。

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そしてSIMスロットは上部に2ヶ所あり、このようなdocomo SIM(今回はIIJmio回線)とau ICカード(mineo回線)が同居出来る。



2 au系MVNOへの接続可否

MR04LNにはAPNの設定画面がSIM1とSIM2に対してプルダウンタブで選択して設定する項目があり、MNOがdocomo網のMVNOにはプリセットで多数のAPNがセットされている(公式接続確認済リスト)。

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しかしながらmineoは動作保証外なので、mineoのページの設定情報にあるとおりに手動でAPNを設定する(この場合はSIM2に設定)。

なお、この時の拡張設定で出てくるのはDNSの設定なので、DNSサーバへのDDoS攻撃被害が多いk-opti.com網に属するmineoであればk-opti外の外部DNSを設定するのが良いであろう。

そしてSIM切り替えへ…ってこれは本体でしか出来ない模様。本体でSIM切り替え設定を行うと、SIM切り替え中の表示の後に再起動がかかり…(約6〜70秒後)




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接続キタ━━━━(・∀・)━━━━!!

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接続ステータスも確かにKDDI-LTE網に接続の旨が表示されており、mineo網のIPv4アドレスが振られていることを確認。

そしていろいろとログを見ていくと…[情報]→[ログ]の項目で「コールログ」をプルダウンメニューに設定すると…

MR04LN_mineo_calllog

接続のセッションにかかるログが取得できる。しかもこのログ、赤枠部分にWAN側の接続周波数(active-channel)が表示されている(Thnks XTV氏)。

この「actve_channel=4900」というのがEARFCN(E-UTRAN Absolute Radio Frequency Channel Number)であり、こちらのサイトでその値を入力すると…

MR04LN_mineo_ferq

Band11(1.5GHz帯)で掴んでいることが判るという予想外の掘り出しモノのログが。



なお、参考までに速度については、東京23区内の郊外の21時台で下り13Mbps、上り14Mbps程度(802.11n(2.4GHz)へのテザリング、接続先はドコモスピードテスト)といったところ。

次回以降、公衆無線LANの接続関係等、mineoへの接続安定性も含めて追ってレポートする予定。
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