WiMAX総括

 実は、10月下旬からWIRELESS GATEWiMAXプランを使用、というのもとりあえず年内は無料の縛りなしということで試しに使ってみた次第。機種はAterm WM3200U(TG)

 WiMAXについては速度がそこそこ(だいたい調子が良ければ下り12Mbps程度、上りが2Mbps程度)な一方、散々の叩かれようだが、まぁ、使うとわかるのが

1 エリアの狭さ以上に薄さが目立つ
2 屋内浸透性の弱さ
3 移動時のハンドオーバ性能の弱さ
4 セッション保持力の弱さ

 この4点が大きな難点であろう。なんだが昔のPHSを観ているようだが・・・。

1については、移動手段がバス等に変わると露骨に現れる。特にエリアマップではエリア内として着色されているエリアでも平気で圏外に落ちることしばしば。11月頃に南武線沿線で使った時は、「稲城市は東京都ではない!川崎市稲城区である」と言わんばかりのエリア構成に閉口。

2については割り当て周波数(2.5GHz)の宿命だろう。とかく屋内に伸びてこない。ちょっと奥まると圏外、かといってUSBアダプタの場所を変えると入ったりと結構シビアなところが見え隠れする。あくまでも個人のイメージだが、速度も電波の強度に応じてリニアに現れるというかそんな雰囲気。

3、これは私的には一番得意とする調査項目。フィールドテストは主に小田急沿線(新宿〜成城学園前が主)となるが、12月下旬でも最低3カ所(東北沢、世田谷代田、経堂)で必ずといっていいほど切れる。もちろん、ハンドオーバのシーケンスの問題もあるだろうがこの程度でそんなに切れてもらってはJR東日本E259系(いわゆる成田エクスプレス)の無線LANサービスの足回りでまともに使えているかどうかが甚だ疑問に見えてくる。
 他路線の傾向を含めてみると、それなりの基地局密度があればハンドオーバはこなせるのだが、少し薄くなると一気にダメといったパターンか。

4 デバイスとしてはネットワークアダプタとしての振る舞いをする以上、無線区間で切れるとLANケーブルが抜けた状態となり、再度接続するとIPアドレスが変わるといった方法。これはある意味すごく痛い。emobileWillcomのパケットについては一定のタイムアウト時間まではセッションを保持する仕様になっているため、他の通信手段を使用しているとこれがすごく足かせになることが分かり結果的に認証をやり直ししたりとすごくもたつく結果となってしまう。

 そんなこんなでC01LCも使っている(といってもうUSIMはemobileのものしか使っていない)私。結局どうしたかというと、WM3200UとC01LCの2本刺しでWiMAXが切れればemobile回線にroutingする方法で移動時はなんとか回避している。
# これってすんげー無駄だよな・・・(自爆)

 結論、まさに「(会社的に)Ambitious But Rubbish(from Top Gear)」といっては言い過ぎだろうか。セッションが切れることに関してはまさにこの言葉が当てはまる。

現在のemobileが夜間実効上下りで1Mbpsでない状況を考えると、確かにUQ WiMAXの下り速度は魅力的だが、あくまでも「持ち運べる無線LAN」と割り切ることが肝要だろう。やっぱり売り方を完全に失敗している&PHSの二の舞を踏んでいるよな・・・>UQコミュニケーションズKDDI

# だからWiMAXのモニタにことごとく外れた理由がわかったような気がする・・・・
# まぁ、もっぱらLTEまでのつなぎといわれているWiMAXだから力の入れ用はこの程度なんだろうと疑われても仕方ないなぁ・・・

 ということで月末までには解約しないと・・・>WIRELESSGATE+WiMAX

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